心が整うと、働き方も変わる。THS流「環境整備」の秘密


 こんばんは。突然ですが、みなさんは普段、職場の掃除についてどのように感じていますか?「面倒だな」「時間がもったいないな」と思ったことがある人も多いのではないでしょうか。実は僕自身も、昔は掃除なんてそれほど重要なものとは思っていませんでした。

 
しかし、会社経営を通じて僕が気づいたのは、「掃除」と「環境整備」はまったく違うものだということです。私たちの会社では、「環境整備」という取り組みを導入し、「会社の文化」として非常に大切にしています。
 
最初は社員たちも戸惑っていました。ある社員からは「普通に掃除するだけでいいんじゃないですか?」という疑問の声もありました。僕自身も最初は「掃除と何が違うの?」と思ったことを覚えています。しかし、この環境整備の本質は、ただ単に綺麗にすることだけではありません。「働きやすい環境を整え、備えること」、これこそが環境整備の本当の目的なのです。
 
環境整備の活動を始めてしばらくした頃、ある日ふと気づいたことがあります。社員がキーボードの汚れを丁寧に落としている姿を見ているうちに、その人の仕事への姿勢が明らかに変わってきたのです。職場が整い、綺麗になればなるほど、不思議と社員たちの心も整い、前向きな雰囲気が広がっていきました。
 
禅寺のお坊さんたちが掃除をするときのように、私たちも心を一つに環境整備を行います。すると、ただ綺麗になるだけでなく、チームワークが自然と強まり、互いの心が通い合うようになるのです。環境整備は給料が発生する正式な仕事であり、明確なルールの中で行われます。始業前に自由に行う「掃除」とは大きく異なります。
 
実は僕が環境整備を取り入れるきっかけとなった経験があります。以前、ある学校が荒れに荒れていた時期がありました。壁には落書きが絶えず、窓ガラスも割れ、全体的に荒廃していました。しかし、ある教師が学校の敷地に花壇を作り、花を植える活動を始めました。すると不思議なことに、徐々に生徒たちの心が落ち着き始め、やがて破壊行為が減っていったという話を聞きました。環境を整えることで心が整い、それが行動の変化につながったのです。
 
この話を聞いて、「職場でも同じことが言えるのではないか」と思ったのが、環境整備を導入するきっかけでした。そして今、私たちの会社は物理的な環境だけでなく、社員一人ひとりの心の状態までもが整った場所になっています。環境整備を続けることで、社員の心が前向きになり、その前向きな気持ちが自然と良質なサービスや仕事へと反映されるのです。
 
僕たちは、この環境整備を通じてお客様の期待を超える価値を提供し続けていきたいと考えています。ぜひ私たちと一緒に、働きがいのある職場を創りませんか?

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