こんばんは。最近、休みの日は一日中記事を書いている有限会社THS代表の鈴木です。(新潟社員旅行湯沢高原サマーボブスレー706)
海外映画で、「リーダーに必要なのはアイデアとやる気だけだ」というセリフを耳にしたことがあります。でも、それだけで本当に十分なのでしょうか?
以前、ある自動車メーカーの会長が「1年以内に完全自動運転が実現できる」と話しているのを見て、僕は疑問を感じました。たとえば、前から対向車が迫り、突然横からトラックが突っ込んでくる。直進すれば正面衝突、右に避ければ対向車に巻き込まれ、左を見ると集団登校中の小学生がいる。そんな瞬間にAIはどんな判断をするのでしょうか。こうした状況では、AIではなく、人間の持つ価値判断や倫理観こそが重要になると思うのです。
昔、ダライ・ラマの講演を聞いた際、質疑応答の時間がありました。宗教者なら「命を大切にしなさい」と言うべきでしょう。しかし、もしそれが暴力によって望まない妊娠をした場合でも、本当に同じことを言えるのでしょうか。その場合は堕胎を認めるべきでしょうか? では、どのような基準で判断すれば良いのでしょうか? こういった問題は、生きていれば誰もが直面する可能性がある倫理的課題であり、明確な正解はなかなか見つかりません。
技術が急速に進歩する中、新しい倫理問題が次々と浮上しています。だからこそ、これからの時代のリーダーに求められるのは、単なる知識や技術だけではなく、高度な倫理観や深い道徳観なのだと感じます。
現在、日本の教育現場では道徳が必修科目になっています。しかし、教師という立場の人であっても、本当に心から道徳を教えることができているのでしょうか。実は僕自身も、かつて頭だけで道徳を理解していた時期がありました。知識としての理解だけで満足し、本当の意味で自分自身に落とし込めていなかったのです。
現代人の一番の問題は、「知性だけに頼っている」という点だと思います。つまり、頭では理解していても、心の奥底では理解できていない。ただの知識としてしか道徳を捉えられていないのです。東大出身の政治家やエリートと呼ばれる人々が、陰で非常識な行動をしていることが問題になるのもそのためです。つまり、知識だけがあっても、人間としての本当の理解が足りないということです。
僕たちが本当に社会から求められるリーダーになるためには、知性だけでなく、人間としての深い倫理観や道徳観を磨くことが不可欠です。心から納得し、それを日々実践できるリーダーこそが、これからの時代を切り開いていくと思っています。
あなたもぜひ、僕たちと一緒に、人間力や倫理観を深めていきませんか?
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