こんばんは、有限会社THSの鈴木です。最近は休みの日もつい記事を書いてしまいます。書くほどに、僕らが仕事で拠り所にしている「道徳」について考えが深まります。
グローバル化が進むほど、異なる価値観は交わり、ときにぶつかります。ダボス会議でも価値観の衝突は大きなテーマです。そんな中で僕が心強く感じているのが、日本式の“道徳力”。日本では学校で、掃除や給食、当番制を「みんなでやる」ことを通じて、思いやりや自律心を体で学びます。エジプトで日本式教育(掃除・整頓・共同作業)が評価され導入された事例を知ったとき、「当たり前」が実は世界基準の強みだと気づきました。
THSでも、この“道徳力”を仕事に実装しています。たとえば毎朝の環境整備。キーボードの隙間まで拭く、養生テープの端を折って次の人が取りやすくする——小さな配慮は、段取りと品質を底上げし、チームの信頼を厚くします。挨拶・返事・約束の5分前行動といった“子どもでも言えること”を大人が愚直に続ける。それが現場を強くする最短距離でした。
ある日、新人に「最初の5分は道具を整え、次の5分は“今日はここを手伝えます”と声をかけよう」と提案しました。1か月後、ミスは減り、空気が柔らかくなり、お客さまの「ありがとう」が増えた。知識より先に行動の“根”を整えると、成果の“枝葉”は自然に広がるのだと実感しました。
正解が一つに定まらない時代だからこそ、最後に頼れるのは「人としてどうあるべきか」という内なるコンパスです。国や宗教を越えて通用するこの“道徳力”は、技術や資格と同じくらいキャリアの武器になります。僕らは、学校みたいに学び合い、職人のように磨き合うチームでありたい。
もし共感していただけたら、まずはお気軽にご連絡ください。
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